マドフ受刑者が死去、巨額詐欺事件で禁錮150年

[ニューヨーク 14日 ロイター] – 史上最大の金融詐欺事件で服役中だったバーナード・マドフ受刑者が14日、死去した。82歳だった。

連邦刑務所局の報道官が明らかにした。自然死とみられる。末期の腎臓病などを患っていた。

推定648億ドル規模の詐欺で2009年に禁錮150年の刑を言い渡されていた。典型的なねずみ講詐欺で、新規顧客の投資資金を既存投資家への配当に回していた。被害者には、慈善団体、年金基金、ヘッジファンドのほか、俳優や野球選手など著名人も含まれていた。

マンハッタンに証券会社を設立。一時はナスダック最大のマーケットメーカー(値付け業者)として、ナスダックの非常勤会長も務め、ウォール街で成功を収めた人物として信頼を集めていた。

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