プーチン大統領との会談、近く実現と確信=バイデン氏

[ワシントン 7日 ロイター] – バイデン米大統領は7日、ロシアのプーチン大統領との会談が近く実現することを確信していると述べた。会談の時期や場所はまだ決定していないとした。

バイデン大統領は記者団に対し、ロシアがウクライナ国境近辺から部隊を完全に撤退させていないものの、「プーチン大統領と会談したいという気持ちに変わりはない」と語った。

バイデン大統領と補佐官らは、6月に行われる主要7カ国首脳会議(G7サミット)と北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、第3国でプーチン大統領との首脳会談を開催したい考えだが、ホワイトハウスのサキ報道官は、ロシア側と「場所や日程、議題など全ての詳細を巡る」協議が続いていると明らかにした。

サキ報道官はさらに、バイデン大統領やブリンケン国務長官らがこれまでにロシアに対し、人権や言論の自由などに絡む問題を提起しているとした上で、首脳会談前に全ての問題を解決する必要はないとの考えを示した。

イタルタス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は、バイデン大統領との首脳会談の可能性を巡り、「引き続き状況を精査している」と語った。

また、バイデン大統領はイランが核協議に真剣な姿勢を示していると考えているものの、「どの程度真剣で、どのような用意を整えているかは不明」と述べた。「協議は続いている」とも付け加えた。

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