スコットランド住民投票、実施は不可避=独立派トップ

[ロンドン 9日 ロイター] – 英スコットランド議会選で第1党となったスコットランド独立を目指すスコットランド民族党(SNP)のスタージョン党首は9日、ジョンソン英首相と電話で会談し、スコットランド独立の是非を問う住民投票の実施は不可避だとの認識を示した。

ジョンソン首相と与党・保守党は住民投票に反対。2014年に行われた住民投票で独立反対派が多数を占めており、この問題はすでに決着したと主張している。

ただ、今回の議会選ではスコットランド独立を目指す勢力が過半数を占めており、スタージョン党首は新型コロナウイルスの流行収束後に2回目の住民投票を行う方針を改めて示している。

ジョンソン首相との電話会談後、同党首の広報担当は「(スタージョン氏は)危機収束後、スコットランドの人々が自らの将来を選べるようにする意向を改めて伝えた」とし「(同氏は)住民投票は実施するかどうかではなく、いつ実施するかという問題になっていることを明言した」と述べた。

英首相官邸は、スタージョン党首との会談後、声明を発表したが、住民投票には言及せず「現時点では新型コロナからの回復に専念することが重要だ」と強調した。

住民投票を巡っては、スコットランド議会が住民投票を認める法案を可決した場合、英政府が訴訟を起こして住民投票を阻止するとの観測が浮上しているが、ゴーブ英内閣府担当相(国務相)は9日、この問題への対応について明言を避けた。

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