豪、モデルナとワクチン国内生産を協議 供給2500万回分確保

[シドニー 13日 ロイター] – オーストラリアのハント保健相は13日、国内に新型コロナウイルスワクチンの生産施設を整備する案について米モデルナと協議していることを明らかにした。

前日にはモデルナから2500万回分のワクチン供給を確保した。

モデルナは12日、従来株の新型コロナに対応するワクチンを年内に1000万回分、変異株に対応するブースター(追加で免疫を高めるワクチン)を来年に1500万回分、それぞれ供給すると発表した。

ハント氏は、メッセンジャーRNA(mRNA)技術を用いたワクチン生産施設の国内整備に関心を示す企業を募るとし、「候補としてモデルナと既に活発な協議を行っている」と述べた。

オーストラリアのワクチン接種では現在、米ファイザー製と英アストラゼネカ製を使用しているが、接種回数は当初の目標を下回っている。アストラゼネカ製は国内で生産されているが、血栓を巡る懸念から50歳未満での使用が制限された。

モリソン首相は声明で「国内生産により、変異株を含む新型コロナや、将来起こり得る感染症流行に対するモデルナのmRNAワクチンの長期安定供給が可能になる」との見方を示した。

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