欧州委、天然ガスをグリーン投資の分類対象として再検討へ

[ブリュッセル 17日 ロイター] – 欧州委員会は17日、グリーン投資を分類する規則を巡り、天然ガスを対象とする必要性に言及した。

欧州委は先月、グリーン投資の対象と考えられる経済活動のリストを発表した。グリーン投資は民間資金を呼び込み温室効果ガス規制の目標達成につなげる欧州連合(EU)の計画の中核部分を占めている。

輸送や工業など一部のセクターに対する規則は合意されたもの、天然ガスを燃料とする発電所をグリーン投資の対象とするかどうかの結論は先送りされた。

マクギネス委員(金融サービス担当)は欧州議会で、一定の環境で温室効果ガス削減に寄与することを踏まえ、天然ガスについて再考する必要があると指摘。

「現状では若干の調整が必要と思われる。より良い選択肢がほかになければ、天然ガスは特別な役割を果たす」と述べた。

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