米テキサス州知事、州政府機関によるマスク着用義務化を禁止

[18日 ロイター] – 米テキサス州のアボット知事は18日、州内の全政府機関に対して21日からマスク着用を義務化しないよう命じた。

州内の公立学校についても、6月4日以降は学生や教員、スタッフなど含め、学内でマスク着用を要請されることはないとしている。

一方、米疾病対策センター(CDC)は最新のガイドラインで、全ての人が予防接種を受けられるわけではないため、学校では2020─21年度もマスクを着用することを推奨している。

アボット知事は、ワクチン接種や治療、地域社会での自主的な対策により、テキサス州の新型コロナ対策は大きく前進しており、政府がマスク着用を義務付ける必要はもはやないと説明した。

アボット知事など多くの共和党員は、マスク着用の義務化は個人の自由を侵害するとして反対してきた。ただ、コロナ感染が広がり入院患者や死者が急増する中で、マスク着用をやむなく義務化した。

アボット知事は、21日からマスク着用を義務付けたりその他の制限を課そうとした自治体や政府関係者には1000ドルの罰金を科すと明らかにした。

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