米共和党、ノルドストリーム2の制裁見送りとの報道受け政権批判

[ワシントン 18日 ロイター] – 米共和党は18日、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」の事業会社への制裁を見送るとの報道を受け、バイデン政権を批判した。

ニュースサイトのアクシオスは、米政府がノルドストリーム2AGへの制裁を見送ると報じた。プーチン大統領の支持者で同社の最高経営責任者(CEO)であるマシアス・ヴァルニグ氏に対する制裁も見送られるとしている。

アクシオスによると、制裁見送りは国務省が議会に提出する報告書に盛り込まれる見込み。ロイターは報道内容の事実関係を確認していない。

共和王のサス上院議員は、「バイデン大統領は2カ月前、プーチン大統領を『殺人者』と呼んだが、今はプーチン大統領や協力者に戦略的に多大な力を与えようとしている」とコメントを発表。

マコール下院議員は、制裁を控えるということは、バイデン政権がパイプラインの完成阻止を考えていなかったことを意味すると批判した。同下院議員は「もしプーチン政権がこのパイプラインを完成させられるとしたら、バイデン政権がそうさせたということだ」と述べた。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]