英アストラ製ワクチン、追加接種に効果 研究で判明=FT

[19日 ロイター] – 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は19日、英アストラゼネカと英オックスフォード大が共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、ブースター(追加免疫)として3回目を接種した場合も十分な効果が得られるとの研究結果が示されたと報じた。

ワクチンメーカーは、変異ウイルスに対応するため、既存ワクチンの定期接種か新しいワクチンが必要になるとの見解を示しているが、専門家の一部は必要性を疑問視している。

報道によると、オックスフォード大の研究で、3回目の追加接種を受けた参加者に、ワクチンのターゲットであるコロナウイルスのスパイクたんぱく質への抗体反応が確認された。「あらゆる変異株に対して十分に強い」抗体反応だったという。研究論文はまだ発表されていない。

アストラ製ワクチンは新型コロナの遺伝情報の運び役にアデノウイルスを用いる。この仕組みについて、変異ウイルスへの予防効果を高めるために毎年の接種が必要となった場合、効果が失われる可能性を指摘する声があった。

FTは、オックスフォード大とアストラゼネカが研究結果をいつ発表するかは不明と伝えた。

関連記事
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
ゴールデンウィーク中に外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法改正の審議が進む。識者は「実質移民解禁ではないか」と危惧する。こうしたなか、いわゆる移民政策推進に一石を投じるオンライン署名が行われている。半年間で7500筆もの署名を集め、コメントも2300件を上回る。
現在、法廷はトランプ前大統領に対し、4月15日にニューヨークで始まった刑事裁判について沈黙しろと命じた。これに対して一部の弁護士は、この命令が違憲であり、言論の自由の侵害であるとしている。