米国務長官が中東歴訪開始、ガザ地区の停戦維持働き掛け

[エルサレム 25日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は25日、イスラエルに到着し、中東歴訪を開始した。イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの停戦維持や、ガザへの人道支援の迅速化を働き掛ける方針。

一方、イスラエル当局は、ブリンケン長官の訪問に合わせる形で、燃料や医薬品、食料などのガザへの搬入を認めると明らかにした。物資のガザ搬入を容認するのは、今月10日に交戦が始まって以来初めて。

米国務省高官は、米国は停戦継続に向けて「あらゆる期待と希望」を抱いていると指摘。同高官は24日、匿名を条件に「われわれの最大の関心事は、停戦を維持し、必要としている人々に支援を届けることだ」とした上で、より広範囲な和平交渉は時期尚早との見方も示した。

ブリンケン国務長官は25日にエルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談する予定で、ヨルダン川西岸のラマラではパレスチナ自治政府のアッバス議長とも協議を行う。27日まで中東に滞在する予定。

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