ベトナム、北部工業地帯の封鎖を強化 コロナ感染が過去最悪

(見出しの余計な語句を削除しました)

[ハノイ 25日 ロイター] – ベトナムは25日、過去最悪の感染状況となっている新型コロナウイルスの拡大を抑制するため、北部工業地帯のロックダウン(都市封鎖)措置を強化した。

保健省が25日夜に発表した新規感染者は447人と、これまで最多だった5月16日の190人から大幅に増加した。バクニン省とバクザン省の工場地帯で発生したクラスター(感染者の集団)が押し上げた。

グエン・タイン・ロン保健相は、「今回見つかった株は、急速かつ広範囲に拡大している」との声明を発表したが、変異株の種類は特定しなかった。

同国では、インドで最初に見つかった感染力の強い変異株の検出が報告されている。この株は国内63都市中、首都ハノイを含む30都市以上に拡大。ハノイではレストランが閉鎖され、公共の場での集会が禁止されている。

国営メディアによると、韓国サムスン電子の工場があるバクニン省では、25日から外出禁止などの規制が発出された。

隣接するバクザン省では、すでに台湾の電子部品メーカー、鴻海(ホンハイ)精密工業の3施設を含む4つの工業施設が一時閉鎖されている。

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