豪ビクトリア州、競技場から感染者 ホットスポットに指定

[シドニー 26日 ロイター] – オーストラリア南東部のビクトリア州は26日、新型コロナウイルスの市中感染者が増える中、新たに競技場のメルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)を感染リスクのある場所(ホットスポット)のリストに追加し、数千人のフットボールファンに自己隔離を指示した。

州当局者によると、23日に同競技場で行われたオーストラリアン・フットボール・リーグ(AFL)の試合を観戦した約2万3400人の中から1人の感染者が確認された。

州都メルボルンではこの日、市中感染者が新たに6人報告され、過去3日間で感染者は15人に増えている。

MCGのほか、スーパーマーケットやカフェ、パブなど数十カ所が新たに感染リスクのある場所に追加された。

ビクトリア州は25日、新型コロナ感染抑制策の規制を再導入し、集会人数を制限したほか、屋内でのマスク着用を義務付けた。オーストラリアとの間で隔離なしの往来を認めているニュージーランドは同州との間でこの措置を3日間停止した。

新たに確認されている感染は、隔離期間を終えた海外からの渡航者から検出されたインド型の変異株に関連しているとみられるが、当局は感染経路を特定できていない。

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