日本とEU首脳、五輪の開催支持で一致 台湾海峡にも言及

[東京 27日 ロイター] – 日本と欧州連合(EU)は27日、首脳協議を開き、今夏の東京五輪・パラリンピック開催を支持することで一致した。台湾海峡の平和と安定の重要性も確認した。

両首脳はテレビ会議形式で会談。協議後に「新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の象徴として、本年夏、安全・安心な形で2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催すること支持する」との共同声明を出した。

日本側の説明によると、EUの執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は菅義偉首相に対し、東京五輪を楽しみにしていると伝えた。

また、両首脳は中国を念頭に、東シナ海と南シナ海で緊張を高める「一方的な試みにも強く反対する」と表明。その上で、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」ことで一致した。

このほか、ベラルーシやミャンマー、ウクライナ、香港、新疆ウイグル自治区など地域情勢を協議。各地域の中国、ロシアとの関係について意見交換を続けることを申し合わせた。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。