ペルーがコロナ死者数を大幅上方修正、人口当たりで世界最多に

[リマ 31日 ロイター] – ペルーは31日、新型コロナウイルス感染による累計死者数の公式統計について、30日時点の6万9342人から約3倍の18万0764人に上方修正した。政府の見直しによるもので、米ジョンズ・ホプキンス大学によると、人口当たりの死者数は世界最多となった。

ペルーは中南米で新型コロナの被害が最悪の水準。病院は飽和状態、酸素の供給が需要に追い付かなくなっており、専門家らは長らく、公式の死者数が過少評価されていると指摘していた。

政府は修正が必要となった背景について、死因が新型コロナだったのか他の要因だったのかを判別できる検査が不足したことなどを挙げた。

ジョンズ・ホプキンス大学の統計によると、これまで人口当たりの死者が世界最多だったのは、ハンガリーの10万人当たり300人だった。今回の修正で、ペルーの10万人当たりの死者数は500人超となり、ハンガリーを上回った。

中南米で死者数が最も多いのはブラジルの45万人超だが、人口当たりで見るとペルーが2倍超の水準となる。

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