ブリンケン氏、中米諸国に不法移民対策で一層の協力要請
[サンホセ 1日 ロイター] – 米国のブリンケン国務長官は1日、訪問先の中米コスタリカで、中米諸国からの不法移民対策で域内の各国政府に一層の協力を呼び掛けるとともに、多くの中米地域で民主主義や人権が損なわれているとして懸念を表明した。
コスタリカのアルバラド大統領との共同記者会見でブリンケン氏は、移民対策へのコミットメントを共有するパートナー国との対話の重要性を強調。
続けて「課題に対処し、好機を捉える上で良い統治が非常に重要だ。しかし、現在は、中米の多くの地域で民主主義と人権が損なわれている状況にある」と述べ、司法の独立性の低下や独立系メディアと非政府組織(NGO)の締め付け、汚職撲滅に向けた取り組みの抑制を例に挙げた。米国も過去に後戻りすることがあったと語った。
関連記事
香港紙、りんご日報の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏が国安全法違反などの罪に問われた裁判で、香港の裁判所は12月15日、同氏に有罪判決を下した。量刑は後日、言い渡される
オーストラリア・シドニーのボンダイビーチで14日、大規模な銃撃事件が発生し、16人が死亡、40人が負傷した。この事件で、市民の男性が銃撃犯から銃を奪い、さらなる被害を防いだとして注目を集めている。
官房長官は、シドニー郊外銃撃事件をテロ行為として断固非難。現時点で邦人被害の情報はなく、政府は年末年始の欧米等でのテロ等に関する注意喚起を継続し、邦人の安全確保に万全を期す方針を示した
米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、2026年の世界巡回ツアーの開幕を間近に控えている。「仁義礼智信」などの価値観を重んじた共産主義以前の中国の古典文化を再現する神韻に、各国の著名人や政治家、芸術家などから絶賛の声が相次ぎ上がっている。
豪州で12月14日夜、ユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝うイベントを狙った銃撃事件が発生し、少なくとも16人が死亡した。警察は事件をテロ行為と認定し、父子とみられる銃撃犯2人が関与した可能性があるとして捜査を進めている。