台湾外交部長、日本によるコロナワクチン提供検討に謝意

[東京 3日 ロイター] – 台湾のジョセフ・ウー外交部長(外相)は3日、日本が新型コロナウイルスワクチンの台湾への提供を検討していることについて、謝意を示した。また、世界保健機関(WHO)から台湾を排除するのは台湾市民に対してフェアではないとの認識を改めて示した。

記者団に述べた。日本政府が台湾向けにワクチン供給を検討していると茂木敏充外相が述べたことに言及したが、日本との交渉状況を巡る質問には発言を控えた。

台湾はこれまでに米モデルナと英アストラゼネカ製のワクチンしか確保しておらず、独ビオンテックとの交渉を中国が妨害していると非難している。

台湾駐在のドイツ外交官トップで、大使に相当するトーマス・プリンツ氏は2日、新型コロナウイルスワクチンの供給を巡り独政府は台湾とビオンテックの協議を支援していると明らかにした。

ウー氏は独政府の支援を受けてビオンテックとの交渉が続いていると述べた。

中国政府は「ワクチン外交」を利用して西半球で影響力を行使することが可能になると指摘し、ワクチン供給における中国の影響力に警鐘を鳴らした。

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