6月22日、東京五輪のオーストラリア代表選手団医療責任者、デビッド・ヒューズ医師は22日、大会からの選手団や関係者の帰国をきっかけに新型コロナウイルスワクチンを接種している人々の渡航制限が緩和される可能性があるとの見解を示した。写真はオリンピックに出場するため訪日した豪女子ソフトボール選手。群馬県太田市で15日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

豪州、五輪選手団の帰国きっかけに渡航制限緩和も

[シドニー 22日 ロイター] – 東京五輪のオーストラリア代表選手団医療責任者、デビッド・ヒューズ医師は22日、大会からの選手団や関係者の帰国をきっかけに新型コロナウイルスワクチンを接種している人々の渡航制限が緩和される可能性があるとの見解を示した。

オーストラリアは約480人の選手を派遣する。帰国後はこれらの選手に加え、関係者や報道陣ら500人以上がホテルでの14日間の隔離を余儀なくされる。

ヒューズ氏は記者会見で、このような大規模な集団の帰国は、ワクチンを接種した人の入国に伴う市中感染リスクについて、政府に役立つ情報を提供することになると指摘した。

「ワクチン接種を完了した人々の中で、彼らが中程度のリスク環境に向かう最大の集団であることは疑いない」とし、オーストラリア政府にとって感染率を調べる興味深い機会となり、将来の政策策定に影響を与える可能性があるとの見方を示した。

モリソン首相は4月、ワクチンを接種した人が海外からの帰国後に自宅で隔離できるようなシステムを検討していると述べていた。

ヒューズ氏は、選手の98%以上がワクチンを接種すると述べ、大会期間中に新型コロナ感染から選手や地域住民を守るためのプロトコルに大きな自信を示した。

「五輪に課題が多いのは間違いないが、私の目標は全てのオーストラリア人が新型コロナに感染することなく大会に参加し、帰国することだ」と語った。

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