6月22日、リトアニア政府はアストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン2万回分を台湾に寄付すると発表した。写真は15日、台北のワクチン接種会場に準備されたアストラゼネカのワクチン(2021年 ロイター/Ann Wang)

リトアニア、台湾に新型コロナワクチン2万回分寄付へ

[ビリニュス 22日 ロイター] – リトアニア政府は22日、アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン2万回分を台湾に寄付すると発表した。

リトアニアは3月、今年中に台湾に通商代表事務所を開設すると明らかにし、中国の反発を買っている。

リトアニア保健省が同国政府に提出した文書によると、在ラトビアの台湾の拠点から15日に支援要請があった。ワクチンは9月末までに送付するとしている。

リトアニアのシモニーテ首相は政府の会議で「もっと支援をしたいが、今はできることをやる」と語った。

台湾の蔡英文総統の報道官は「バルト海からの友情は貴重だ」などとし、寄付を歓迎した。同報道官によると、台湾は昨年、リトアニアに10万枚の医療用マスクを提供している。

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