国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は28日、アフリカでの新型コロナウイルス感染が数日以内にこれまでのピークを上回る可能性が高いと警告し、コロナワクチン供給と資金支援の迅速化が急務と訴えた。写真は、ケニア・ナイロビで行われたワクチン接種の現場。2021年4月27日に撮影。(2021年 ロイター/Monicah Mwangi)

アフリカのコロナ感染深刻、ワクチン供給など支援急務=IMF

[ワシントン 28日 ロイター] – 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は28日、アフリカでの新型コロナウイルス感染が数日以内にこれまでのピークを上回る可能性が高いと警告し、コロナワクチン供給と資金支援の迅速化が急務と訴えた。

ゲオルギエワ氏はブログにIMFアフリカ局長のアベベ・セラ氏と連名で投稿。サハラ以南のアフリカでのワクチン接種率が住民の1%未満と、世界最低水準となっていると指摘し、直ちに対策を講じなければ、地域が医療システム崩壊のリスクにさらされると呼び掛けた。

「大規模で先行投資的、国際的な支援がなければ、また地域全体での実効的なワクチン接種の取り組みがなければ、サハラ以南諸国では近いうちに感染の波が繰り返されていく」とし、大勢の最も弱い人々の命と生活が奪われ、引いては投資も生産性や成長性もまひしていくと述べた。

さらに、アフリカでのコロナ流行の混乱が長引くほど、危険性が一段と高い新たな変異株が出現し、アフリカ以外の国々をも脅かすことになると警告。

投稿では富裕諸国に対し、ワクチンを共同調達する国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて、自分たちが備蓄しているワクチンをもっと迅速にアフリカに分け与えるよう要請。9月までに2億5000万回分をアフリカに届けることを目標にすべきだだと強調した。

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