6月30日 スイス政府は30日、次期戦闘機に米ロッキード・マーチン製ステルス戦闘機「F35Aライトニング2」を選定したと発表した。写真んはスイス空軍のF/A18ホーネット。2020年8月、パイェルヌで撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

スイス、次期戦闘機にF35選定 米国製の迎撃ミサイルも購入へ

[チューリヒ 30日 ロイター] – スイス政府は30日、次期戦闘機に米ロッキード・マーチン製ステルス戦闘機「F35Aライトニング2」を選定したと発表した。55億ドルで36機購入する計画で、F35を採用する15番目の国となる。

米レイセオンの地対空誘導弾「パトリオット」を購入することも決めた。購入額は21億ドル。

欧州の競合社は戦闘機、ミサイルシステムの両方で選考に敗れた。

スイス政府はF35Aが「全体のコストが最も低く、メリットが最も大きい」と判断した。

F35の選定には兵器購入反対派から非難の声が上がった。複数の左派政党はこの問題で国民投票の実施を働き掛ける見通し。実現すれば、戦闘機購入に関する3回目の国民投票となる。

7年前の国民投票ではスウェーデンのサーブの戦闘機「グリペン」の購入計画が否決された。昨年行われた60億スイスフラン(65億ドル)の次期戦闘機購入資金を巡る投票では、賛成票がわずかに反対票を上回り、承認された。

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