7月2日 東京都の小池百合子都知事は2日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症対策や東京五輪・パラリンピックを踏まえ「東京都にとって今ほど重要な時期ない」との認識を示し、「どこかで倒れるかもしれないがそれも本望だと思ってやり抜いていきたい」と述べた。写真は登庁時に取材に応じる小池氏。6月2日、東京都庁で撮影(2021年 時事通信)

東京五輪、無観客も軸として考えていく必要=小池都知事

[東京 2日 ロイター] – 東京都の小池百合子都知事は2日の定例会見で、東京五輪・パラリンピックについて、新型コロナウイルスの感染状況に応じて「無観客も軸として考えていく必要がある」との認識を示した。

小池氏は五輪に関して、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されている場合は措置内容を踏まえた対応が基本で、感染状況などに急激な変化があれば、それに応じて無観客も含めた対応をする必要があると6月21日に行われた大会組織委などとの5者による協議で述べたと強調。

その上で「これからも感染状況をよく注視しながら、どのような形がいいのか、無観客も軸として考えていく必要がある」と指摘した。

これまで特定政党への支持表明を控えてきた都議選に関しては、「改革を進め江戸の伝統を守る方を応援したい」と述べた上で、「都民ファーストは私が特別顧問を務めているので、当然のことながら、頑張ってもらいたい」と明言した。

小池氏は冒頭、コロナ対策や東京五輪を踏まえ「東京都にとって今ほど重要な時期ない」との認識を示し、「どこかで倒れるかもしれないがそれも本望だと思ってやり抜いていきたい」と述べた。

小池知事は6月22日から体調不良で入院し、30日に退院。今月1日に9日ぶりに業務復帰した。記者会見は2週間ぶり。

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