7月2日、台湾の選挙委員会は、来月28日に予定されていた4件の住民投票を延期すると発表した。6月に台北で撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)

台湾、来月の住民投票を延期 コロナ流行を懸念

[台北 2日 ロイター] – 台湾の選挙委員会は2日、来月28日に予定されていた4件の住民投票を延期すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、12月18日まで延期する。

台湾では、台北の卸売市場で新たな新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生。当局は5月中旬以降、クラスターへの対応を進めているが、感染者数はここ数週間安定しており、相対的に少ない。

選挙委員会の代表は「投票日は人の移動と集まりが最も多くなる」として延期を表明した。

延期されたのは、米国で多用されている成長促進剤「ラクトパミン」を使用した豚肉の輸入の是非を問う住民投票や、環境保護を理由とした液化天然ガス(LNG)受け入れ基地移転の是非を問う住民投票など。

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