米フロリダ州マイアミ市近郊のサーフサイドで発生した12階建てマンション崩落で、地元当局は2日、7歳の子どもを含む2人の遺体が新たに見つかり、死者は計20人になったと発表した(2021年 ロイター/Joe Skipper)

米フロリダのマンション崩落、死者20人に 不明なお128人

[サーフサイド(米フロリダ州) 2日 ロイター] – 米フロリダ州マイアミ市近郊のサーフサイドで発生した12階建てマンション崩落で、地元当局は2日、7歳の子どもを含む2人の遺体が新たに見つかり、死者は計20人になったと発表した。

確認された子どもの犠牲者はこれで3人目。安否不明者は依然128人に上る。

崩落は先月24日未明に発生。その後1週間にわたり捜索活動が続けられているものの、崩落直後を除き、がれきの下から生存者は救出されていない。

1日にはマンションの残存部分が崩落する危険性があり、捜索活動は約15時間にわたり中断された。

米国立気象局(NWS)によると、今年第1号となるハリケーン「エルサ」が勢力を増し、週明け5日にもフロリダ州南部に接近する可能性があり、当局は捜索を急ぎたい考え。

マンション崩落の原因は現時点で特定されていないものの、2018年の技術報告書で構造上の欠陥が指摘されていた。

米ホワイトハウスは2日、崩落現場のがれきの撤去作業や一連の保護措置にかかる費用を連邦政府が全額負担するようバイデン大統領が指示したと発表した。

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