7月6日 インドのモディ首相は6日のツイッターで、86歳の誕生日を迎えたチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(写真)に対し、個人的なお祝いの電話をしたことを明らかにした。2017年4月、印アルナチャルプラデーシュ州のディランで撮影(2021年 ロイター/Anuwar Hazarika)

印モディ首相、ダライ・ラマ誕生日に祝電 対中関係意識か

[ニューデリー 6日 ロイター] – インドのモディ首相は6日のツイッターで、86歳の誕生日を迎えたチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世に対し、個人的なお祝いの電話をしたことを明らかにした。

1959年のチベット動乱を機にダライ・ラマはインドに亡命。中国政府は同氏を危険な「分離主義者」と見なし、同氏と関わろうとするあらゆる動きに不快感を表明してきている。

インド指導部はこれまでは中国政府を刺激するのを避けるため、ダライ・ラマとの公式な接触にはおおむね慎重だった。ただ、中印関係は昨年6月の国境係争地での武力衝突で極度に悪化。この日はモディ氏に続き、他の幾人かの政府高官も同様の祝意を公表し、ダライ・ラマの価値観や教えや人生には鼓舞されるなどと表明した。

▶ 続きを読む
関連記事
中共が臓器移植を「国家事業」として拡大するため、病院の大量増設、移植センターの巨大化、軍関係者を含む専門チームの投入、病床数と回転率の極限まで引き上げといった手段を組織的に講じてきた
中共軍東部戦区は29日、台湾海峡周辺で実弾射撃を伴う軍事演習を実施した。これに対し、台湾総統府は「台湾海峡とインド太平洋地域で保たれてきた安全と安定の現状を力ずくで破壊するものだ」として強く反発
トランプ氏とゼレンスキー氏がマー・ア・ラゴで会談し、20項目の和平案を協議した。安全保障やドンバス地域の帰属など難題は残るが、トランプ氏は交渉が最終段階にあると強調。終結への期待が高まっている
イタリア当局は、人道支援の名目で集めた寄付金の7割以上をテロ組織ハマスへ流用したとして、慈善団体関係者ら9人を逮捕。メローニ首相はテロ資金源の解体を高く評価した
大谷翔平がタイム誌の表紙を飾った。タイム誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく「時代の顔」として選ばれたことを意味する