7月14日、中国東部・安徽省は暗号資産(仮想通貨)のマイニング(採掘)を全面的に禁止すると発表した。向こう3年間の深刻な電力不足を緩和することが狙い。5月20日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

中国安徽省、仮想通貨のマイニングを禁止

[上海 14日 ロイター] – 中国東部・安徽省は暗号資産(仮想通貨)のマイニング(採掘)を全面的に禁止すると発表した。向こう3年間の深刻な電力不足を緩和することが狙い。

地元の国有報道機関が報じた。

中国国務院は5月下旬、金融上のリスクを理由に、ビットコインのマイニングと取引を取り締まる方針を表明。マイニングが盛んな四川省、内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区は、ビットコイン関連事業を中止するため、詳細な措置を打ち出している。

中国は取り締まりを開始する前、世界のビットコインの70%前後を生産していた。

安徽省は仮想通貨の主要な生産地ではないが、中国政府がマイニングの取り締まりを進めていることが改めて浮き彫りとなった。

報道によると、安徽省の電力需要は2024年に7314万キロワットに増加する見通しだが、現在の省内の供給は4840万キロワットにとどまっている。

同省は、電力の経済的な利用を促すため、電力料金の改革も進める方針。

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