7月15日、バイデン米政権の高官は、キューバから海を渡って米国を目指す移民が急増した場合の緊急対応策は整っており、フロリダ海峡における警備体制は「盤石」だと述べた。写真はハバナで撮影(2021年 ロイター/Alexandre Meneghini)

米、キューバ移民が海から大量流入した場合の緊急対応策ある=高官

[ワシントン 15日 ロイター] – バイデン米政権の高官は15日、キューバから海を渡って米国を目指す移民が急増した場合の緊急対応策は整っており、フロリダ海峡における警備体制は「盤石」だと述べた。

同高官はその上で、マヨルカス国土安全保障長官の発言を繰り返す形で、キューバ移民に対し米国の海岸を目指さないよう警告を発した。キューバ政府の高官が国民の「集団移動」の可能性に触れたことについては「生命を危険にさらすことになるキューバ人への配慮に欠いている」と非難した。

キューバでは11日、数十年ぶりの規模とされる反政府抗議デモが国内各地で起きた。社会主義国キューバでデモは異例。

前出の高官は、デモはバイデン政権発足後すぐに開始した対キューバ政策の見直しの進め方に影響を与えるだろうと述べた。政策見直しに関し、キューバ政府ではなくキューバ人の支援を念頭に置いているとした。

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