7月16日、欧州西部の記録的な豪雨により発生している洪水で、ドイツ西部の死者数が少なくとも81人となった。写真は豪雨のあとのゴミ。ドイツのバート・ノイェンアール=アールヴァイラー で15日撮影(2021年 ロイター/Wolfgang Rattay)

独洪水、死者81人・行方不明1000人超 救出活動続く

[シュルト(ドイツ) 16日 ロイター] – 欧州西部の記録的な豪雨により発生している洪水で、ドイツ西部の死者数が少なくとも81人となった。ARD(ドイツ公共放送連盟)が報じた。

地元政府によると、ケルンの南に位置するアールワイラー地区ではおよそ1300人が行方不明となっている。洪水に見舞われた一部の地域では携帯電話網が寸断されているため、家族や友人の安否を確認することができない。

16日朝にはケルン近郊のエアフトシュタットで複数の家屋が倒壊し、警告を無視して家に戻った住民をレスキュー隊が救助している。

多くの人がなお家の中に取り残され、数人の行方が分からなくなっている。ボートで住民を救出しようとしているが、ガス漏れの発生により難航しているという。

ベルギーとの国境近くにあるダム1カ所から水があふれ、もう1カ所も不安定な状態になっている。

ゼーホーファー内務相はシュピーゲル誌に被災地への金融支援をできるだけ早く行うと表明し、21日に内閣の承認を得る考えを明らかにした。

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