イラクの首都バグダッドのイスラム教シーア派地区サドルシティーにある市場で7月19日、自爆攻撃があり、少なくとも35人が死亡、60人以上が負傷した。治安当局者や病院関係者が明らかにした。イラクでは20日から「イードアルアドハー(犠牲祭)」と呼ばれるイスラム教の祝祭期間に入るため、市場は多くの人で混み合っていた。バグダッドで撮影(2021年 ロイター/Wissam Al-Okaili)

イラクのバグダッドで自爆攻撃、35人死亡・60人以上負傷=関係筋

[バグダッド 19日 ロイター] – イラクの首都バグダッドのイスラム教シーア派地区サドルシティーにある市場で19日、自爆攻撃があり、少なくとも35人が死亡、60人以上が負傷した。治安当局者や病院関係者が明らかにした。イラクでは20日から「イードアルアドハー(犠牲祭)」と呼ばれるイスラム教の祝祭期間に入るため、市場は多くの人で混み合っていた。

スンニ派の過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出し、戦闘員の1人が群衆の中で自爆用ベストを爆発させたと明らかにした。

病院関係者によると、負傷者の中には重症者もおり、今後死者数が増える可能性がある。

カディミ首相は治安当局幹部らと緊急会議を開き、攻撃について協議した。首相官邸が発表した。

また、サリフ大統領はツイッターへの投稿で「犠牲祭の前夜にサドルシティーの民間人を標的にした恐ろしい犯罪が起きた。テロを根絶するまで、われわれに平穏はない」と語った。

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