7月20日、ミャンマー国軍によるクーデターで拘束された民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏の上級顧問を務めたニャン・ウィン氏(写真)が、収監中に新型コロナウイルスに感染し、病院で死去した。写真はミャンマーのヤンゴンで2012年4月撮影(2021年 ロイター/Minzayar)

スー・チー氏側近、収監中に新型コロナ感染し死去

[20日 ロイター] – ミャンマー国軍によるクーデターで拘束された民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏の上級顧問を務めたニャン・ウィン氏が、収監中に新型コロナウイルスに感染し、20日に病院で死去した。78歳だった。国民民主連盟(NLD)が明らかにした。

NLDの声明によると、ニャン・ウィン氏は2月1日のクーデターの際に拘束され、ヤンゴンのインサイン刑務所に収監されていたが、先週病院に移送された。

NLDは声明で、スー・チー氏の弁護士であり、党の広報担当者でもあった同氏の遺族に弔意を示し、「わが国の独裁主義を終わらせて連邦共和国を建設するという目標に向けて戦い続けることを約束する」と表明した。

ミャンマー国軍の最高意思決定機関である国家統治評議会(SAC)の情報チームは、各刑務所はコロナ患者の治療体制が整っていると説明。ニャン・ウィン氏は持病の糖尿病と高血圧により死去したとした。また、375人の受刑者が新型コロナに感染しており、ニャン・ウィン氏の前に6人が死亡していると付け加えた。

ミャンマーでは、新型コロナ感染者が急増している。

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