7月21日、11月に英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)のシャーマ議長(英国)は21日、富裕国は石炭火力を過去のものとする必要があるとの認識を示した。写真はフロリダ州にある石炭火力発電所 で3月撮影(2021年 ロイター/Dane Rhys)

富裕国は石炭火力を過去のものとすべき=COP26議長

[ロンドン 21日 ロイター] – 11月に英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)のシャーマ議長(英国)は21日、富裕国は石炭火力を過去のものとする必要があるとの認識を示した。

シャーマ議長はロイターも参加する国際メディアコンソーシアム「Covering Climate Now」とのインタビューで、「私はCOP26について、石炭火力を歴史に追いやる場にしたいということを非常に明確にしている」と述べた。

主要7カ国(G7)はこれまで、石炭火力からの移行を加速する技術や政策を強化すると約束。また、排出削減強化などに向け、20カ国・地域(G20)はエネルギー・気候担当相会合を今週にイタリアで開く。

シャーマ議長は「G7は前へ進む方法を示したと私は考えている」と指摘。今年訪れたカリブ海などの島国はG20の排出大国に後に続いていほしいと思っている、と付け加えた。

その上で「多くの国は既に気候変動を和らげるという点で非常に野心的だ。しかし、それを(各国に)被害をもたらしている気象パターンの変化につなげるには、排出大国に前に進んでもらう必要があり、それがG20の場で私が伝えようとしているメッセージだ」と述べた。

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