7月26日、新型コロナウイルスワクチンに関する韓国の調査によると、1回目に英アストラゼネカのワクチンを接種し、2回目に米ファイザーのワクチンを接種した場合、中和抗体のレベルが、アストラゼネカ製ワクチンを2回投与した場合の6倍に達することが分かった。写真はファイザーとアストラゼネカのワクチンのイメージ。3月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

アストラゼネカとファイザーのワクチン組み合わせで抗体増加=調査

[ソウル 26日 ロイター] – 新型コロナウイルスワクチンに関する韓国の調査によると、1回目に英アストラゼネカのワクチンを接種し、2回目に米ファイザーのワクチンを接種した場合、中和抗体のレベルが、アストラゼネカ製ワクチンを2回投与した場合の6倍に達することが分かった。

韓国の疾病予防管理庁(KDCA)が明らかにした。

調査は医療関係者499人を対象に実施。100人が両ワクチンを組み合わせて接種。200人がファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンを2回接種、残りがアストラゼネカのワクチンを2回接種した。

全てのケースで中和抗体が確認されたが、両ワクチンを組み合わせて接種したグループの中和抗体のレベルは、ファイザーのワクチンを2回接種したグループと同水準だった。

英国でも先月、同様の調査結果が報告されている。

アストラゼネカのワクチンは、まれに血栓が生じる事例が報告されており、一部の国では、2回目の接種に他のワクチンを使用することを決定したが、そうした接種方式の裏付けが増えたことになった。

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