深刻な洪水災害に見舞われた中国・河南省鄭州市で、現地取材する海外メディアの記者が妨害を受ける事件が起きた。写真は、7月22日の鄭州市の京広トンネル前(NOEL CELIS/AFP via Getty Images)

共産党系団体、水害報道の外国記者への脅迫呼びかける 英BBCが中国政府に対処要請

英国放送協会BBCは27日、河南省の洪水被害を取材する外国記者への嫌がらせを直ちに停止させるよう、中国政府に要請する声明を発表した。

先週末、中国当局はSNS上で河南省の洪水被害を報道したBBC記者の所在を通報するよう呼びかけた。その投稿へのコメントの中には殺害の脅迫も含まれていた。また、BBC記者と間違えられた他社メディアの記者が、怒った群衆に囲まれ、映像の消去を迫られた。

声明は、「外国メディアの記者を危険にさらすこうした攻撃をやめさせるよう、中国政府は直ちに措置をとる必要がある」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
出生率の低下は、中国共産党に対する国民の「静かなる抵抗」と捉えることができる
張又俠氏の失脚を巡り、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは米国への核兵器関連機密の漏えい疑惑を報じた。中共国防部はこれに対し、定例記者会見で公式情報を基準にすべきだと述べ、報道内容の真偽について明確な説明を避けた
中国で話題の「いじめ対策ボディーガード」。警察に相談しても動かない中、民間サービスが子どもを守る存在に。「民営の交番」と称賛される一方、当局の警戒も強まっている
中国の診療所が「低所得の患者は診ない」と受け取れる掲示を出し炎上。 命を扱う医療が、いつから「金を払える人だけのサービス」になったのか
内部関係者は、蔓延する内部抵抗と指揮系統の不全は、中国指導者・習近平の権威に対する拒絶であると語る