中国のパスポート(Omar Havana/Getty Images)

中国、パスポート交付件数19年同期比98%減 米中デカップリング加速か

中国当局はこのほど、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染防止対策として、不要不急の出入国手続きの処理を一時中止すると発表した。同措置は中国当局の内循環(国内大循環)経済政策に合わせ、米国とのデカップリング(切り離し)をする下準備であるとの見方がある。

中国国家移民管理局の陳傑報道官は7月30日の記者会見で、「不要不急の出国はしないでください」と、緊急性のない出国計画をキャンセルまたは延期するよう呼びかけた。

移民管理当局は引き続き、国境を跨ぐ国民の移動を厳しく規制し、国民の出入国書類を厳格に審査するとした。

▶ 続きを読む
関連記事
中国経済が不振にあえぐ中、習近平は米国とのハイテク競争に突き進んでいる。英独メディアは、その姿をソ連末期の宇宙競争になぞらえ、経済をさらに圧迫する危うい賭けだと指摘
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは
中共は外資誘致に向けた新措置を打ち出したが、対中直接投資の減少は続いている。4月に公表した「産業チェーン・サプライチェーン安全規定」が外資企業の警戒感を強め、撤退を加速させているという
中国で「民族団結進歩促進法」を7月1日から施行する。同法について中共政府は、「中華民族共同体意識」を強固にし、各民族の合法的権利を守るための法律だと説明しているが、真の目的は何だろうか
今年も「We are sorry」の季節がやって来た。豪雨で混乱する中国の空港では、この謝罪放送が利用客の間で「空港専用BGM」と呼ばれている