A lone man sits at a deserted Federation Square on the first day of a lockdown, as the state of Victoria looks to curb the spread of a coronavirus disease (COVID-19) outbreak in Melbourne, Australia, July 16, 2021. REUTERS/Sandra Sanders - RC2GLO92G6J7

豪、メルボルンのロックダウンを19日まで延長

[シドニー 11日 ロイター] – オーストラリア当局は11日、第2の都市メルボルンでのロックダウン(都市封鎖)を19日まで7日間延長した。新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大を抑えたい考え。

メルボルンを州都とするビクトリア州がこの日発表した新規感染者は20人。うち数人は感染経路を特定できていない。

同州のアンドリュース州首相は記者団に「封鎖を解除すれば、現在のシドニーのような感染者数になるだろう」と述べた。

シドニーがあるニューサウスウェールズ(NSW)州のベレジクリアン首相は記者団に対し、「(新規)感染者数の急増が見られる。この状況は続く見通しだ」と述べた。過去24時間の新規感染者は、過去最多に近い344人だった。

シドニーのロックダウンは同市の北の複数地域に拡大されているが、ベレジクリアン首相は、シドニーの北西約400キロに位置する小都市ダボにもさらに拡大すると発表した。

オーストラリアではワクチン接種を完了した人が25%に満たず、ロックダウンを回避できていないことから、経済が再びリセッション(景気後退)に陥るという見方が出ている。

連邦政府と州政府は、ワクチン接種率が約2600万人の人口の70%に到達すればロックダウンを行わない方針を示している。

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