【独占取材】日華議員懇談会・古屋圭司会長 日本と台湾の絆は一日にしてならず、米国と力合わせて台湾守る
中国共産党が軍備を増強し「赤い革命」を海外へと輸出しようと画策するなか、民主政の日本と台湾の関係が再び重要度を増している。双方に正式な国交はないが、大使館の役割を担う代表処や日華議員懇談会(日華懇)を通して外交関係を深めている。日華懇の会長を務める古屋圭司衆議院議員は、台湾の国宝の来日を実現させるなど、日本と台湾の信頼関係の構築に尽力してきた。
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の世界的な感染拡大以降、中国共産党はワクチンの国際的な供給網から台湾を孤立させ、パイナップルの輸入禁止を行うなどして打撃を与えようとした。しかし、中国共産党の思惑とは裏腹に、それらの「謀略」は日本と台湾の距離を縮め、互いの信頼関係を築く機会を提供する結果となった。双方はますます接近し、最近では、自民党と台湾民進党との上層部対話「2プラス2」を行う計画があると報じられた。
日本と台湾は苦境のなか、どのように強固な絆を構築したのか。そして、膨張を続ける中国共産党にどのように対応していくべきなのか。大紀元は古屋圭司衆議院議員に考えを伺った。
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