イラク戦争の従軍経験があるセス・モールトン議員(米民主党、写真)ら米下院の2議員が8月24日、アフガニスタンを訪問した。議会の監視機能の一環と説明したが、ペロシ下院議長(民主党)は米国民らの退避に向けられるべき人員などのリソースを割く行為だとして非難した。2020年3月、ワシントンで撮影(2021年 ロイター/Tom Brenner)

米下院2議員がアフガン訪問、ペロシ議長は軽率と非難

[ワシントン 24日 ロイター] – 米下院の2議員が24日にアフガニスタンを訪問した。議会の監視機能の一環として情報を収集するためにカブールを訪れたと説明したが、ペロシ下院議長(民主党)は米国民らの退避に向けられるべき人員などのリソースを割く行為だとして非難した。

2議員は共にイラク戦争に従事した経験があるセス・モールトン議員(民主党)とピーター・マイヤー議員(共和党)。カブールから離れた後に発表した声明で「米国はわが市民と忠実な同盟者に倫理的義務があり、われわれは義務が維持されていることを確認しなければならない」と説明した。

一方、2議員のアフガン訪問が公にされた後、ペロシ議長は下院議員向けに書簡を送付。モールトン、マイヤー両議員に言及していないものの、国防総省と国務省は議員に対して「この危険な時期に」アフガンを訪問しないよう求めていたと指摘した。

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