英国は、アフガニスタンからの自国民や英国に協力したアフガン人の安全な出国を確実にするため、アフガンを掌握したイスラム主義組織タリバンと直接交渉している。政府報道官が31日、明らかにした。写真は28日、カブールの空港で航空機に乗り込む英軍関係者。提供写真(2021年 ロイター/ Jonathan Gifford/UK MOD Crown copyright 2021/Handout via REUTERS)

英、アフガン出国の安全確保へタリバンと直接協議

[31日 ロイター] – 英国は、アフガニスタンからの自国民や英国に協力したアフガン人の安全な出国を確実にするため、アフガンを掌握したイスラム主義組織タリバンと直接交渉している。政府報道官が31日、明らかにした。

ジョンソン首相のアフガン移行担当特使、サイモン・ガス氏がタリバンの代表者らと会談するため、カタールのドーハを訪問しているという。

同報道官は声明で「(ガス氏が)英国人や過去20年間にわたり英国に協力してきたアフガン人の安全な出国の重要性を強調するため、タリバンの幹部らと会談している」と述べた。

米軍は30日、アフガンからの撤収を完了し、2001年の同時多発攻撃をきっかけに始まった約20年に及ぶ戦争に終止符を打った。

英国はタリバンがアフガンを掌握して以降の2週間に1万5000人超を国外に退避させ、28日にカブールの空港からの退避支援活動を終了した。

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