バイデン米大統領は3日、2001年9月11日の米中枢同時テロに関連する連邦捜査局(FBI)などの捜査文書について、機密指定の広範な解除を指示する大統領令に署名した。写真は8月の米雇用統計について発言する同大統領。ホワイトハウスで3日撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)

米大統領、同時多発攻撃捜査文書の機密解除を指示 遺族圧力で

[ワシントン 3日 ロイター] – バイデン米大統領は3日、2001年9月11日の米同時多発攻撃に関連する連邦捜査局(FBI)などの捜査文書について、機密指定の広範な解除を指示する大統領令に署名した。司法長官に指定見直しを指示し、解除された文書を向こう6カ月で公開することも求めた。

バイデン氏は関連資料の機密解除を昨年の大統領選で公約。遺族らは8月、バイデン氏が機密指定を解除しないのであれば、事件から20年の節目となる9月11日の追悼式典に同氏に出席してほしくないと訴えていた。遺族らは今月2日には司法省監察官に対し、実行犯とサウジアラビアを結び付ける証拠をFBIがもみ消した疑惑があるとして、調査を改めて要請していた。

バイデン氏は追悼式典に出席する予定。

サウジ政府は攻撃への政府としての関与を否定している。

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