米国立気象局によると、大型ハリケーン「アイダ」上陸による停電や家屋の浸水などの被害が残る米南部ルイジアナとミシシッピの両州でさらなる豪雨が発生し、鉄砲水を引き起こす恐れがある。写真はルイジアナ州カット・オフで8月30日撮影(2021年 ロイター/Adrees Latif)

アイダ被害残る米南部州、さらなる豪雨も 鉄砲水の恐れ

[6日 ロイター] – 米国立気象局によると、大型ハリケーン「アイダ」上陸による停電や家屋の浸水などの被害が残る米南部ルイジアナとミシシッピの両州でさらなる豪雨が発生し、鉄砲水を引き起こす恐れがある。

国立気象局は、ルイジアナ州のニューオーリーンズを含む一部地域とミシシッピ州で発達中の低気圧が、1時間の降水量が50─80ミリの集中豪雨をもたらす可能性があると予測。低気圧は夜まで停滞するとみられる。

アイダは8月29日、「カテゴリー4」のハリケーンとしてルイジアナ州に上陸。同州では少なくとも13人の死者が出ており、国内の停電状況を追跡するパワーアウテージ・ドット・USによると、6日時点で50万世帯以上で停電が続いている。

国立気象局は「アイダにより水分が飽和状態の土壌がある既に危険な地域で降雨が予想されており、さらなる豪雨は鉄砲水の発生につながる」とした。

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