9月13日、米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、熱帯低気圧「ニコラス」がハリケーンに発達し、テキサス州の沿岸に上陸した。同州で撮影(2021年 ロイター/Adrees Latif)

「ニコラス」がハリケーンに発達しテキサス州に上陸、非常事態宣言発令

[ヒューストン 14日 ロイター] – 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、熱帯低気圧「ニコラス」がハリケーンに発達し、テキサス州の沿岸に上陸した。

テキサス州とルイジアナ州のメキシコ湾岸地域では14日、強い雨が降っており、ニコラスが上陸すれば、洪水、停電、暴風雨に見舞われる恐れがある。

ホワイトハウスによると、バイデン大統領はルイジアナ州に緊急事態宣言を発令した。

テキサス州のアボット知事は「非常にゆっくりとしたペースでテキサス州を数日かけて通過する見通しで、豪雨が予想される」と述べた。

同知事は17郡と3都市に非常事態宣言を発令。ボートとヘリコプターによる救助隊を配置したことを明らかにした。

米メキシコ湾岸では8月にハリケーン「アイダ」が上陸したばかり。

テキサス州とルイジアナ州では学校が休校となり、テキサス州ヒューストンでは路面電車とバスが運行停止となった。空の便も欠航や遅れが発生している。

英蘭系石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルは13日、米メキシコ湾の原油生産施設から従業員の退避を開始した。

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