9月22日、オーストラリアのテハン貿易相は、欧州連合(EU)との貿易協定は双方にとって有益で、貿易協定締結によりEU加盟国はインド太平洋地域で存在感を増すことが可能だと述べた。オーストラリアの海軍コリンズ級潜水艦ウォーラー、シドニー湾で2000年撮影(2021年 ロイター)

豪・EU貿易協定は双方に有益、潜水艦問題受け豪貿易相が強調

[キャンベラ 22日 ロイター] – オーストラリアのテハン貿易相は22日、欧州連合(EU)との貿易協定は双方にとって有益で、貿易協定締結によりEU加盟国はインド太平洋地域で存在感を増すことが可能だと述べた。

豪政府は先週、潜水艦の配備に向けた協力国をフランスから米英に突然切り替えた。仏は猛反発し、駐米と駐豪大使をそれぞれ召還した。こうした中、EU議員の間では豪との貿易協定を疑問視する声が出ている。

テハン氏はEUに対して、貿易協定の締結を進めるよう訴えた。同氏はキャンベラでの講演で「オーストラリアとEUの自由貿易協定(FTA)は、全ての関係者にとって最善の利益となる」と強調し、「EUはインド太平洋地域の経済的重要性を認識しているため、FTAをこの地域への関与拡大手段として活用するだろう」と述べた。

豪とEUは10月12日に貿易協定に関する次回協議を予定している。

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