26日投開票されたドイツ連邦議会選挙(総選挙)の暫定結果で僅差の勝利となった中道左派の社会民主党(SPD)の首相候補オラフ・ショルツ氏は27日、緑の党および自由民主党(FDP)との3党連立政権を樹立し、欧州連合(EU)を強化すると強調した。(2021年 ロイター/Wolfgang Rattay)

欧米関係が「最も重要」、継続方針を強調=独社民党ショルツ氏

[ベルリン 27日 ロイター] – 26日投開票されたドイツ連邦議会選挙(総選挙)の暫定結果で僅差の勝利となった中道左派の社会民主党(SPD)の首相候補オラフ・ショルツ氏は27日、緑の党および自由民主党(FDP)との3党連立政権を樹立し、欧州連合(EU)を強化するとともに欧米関係を維持すると強調した。

SPDが与党となるのは2005年以来。ショルツ氏は「欧米間のパートナーシップは最も重要だ」とし、米国に継続する意向を示していくとした上で、時折「衝突」することがあったとしても、民主主義国家が協力することが重要とした。

僅差となった選挙結果と連立政権樹立に向けた交渉長期化は欧州諸国に対するドイツ国内の不安定さを示すメッセージになるのではないかとの問いに対しては、「ドイツは常に連立政権を樹立してきたが、常に安定していた」と応じた。

また、「可能なら」クリスマス前の連立合意を望むとした。

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