9月30日、メルケル独首相のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)で幹部を務めるシュパーン保健相(写真)は、どの政党が正式な連立交渉に入るかは、10月中旬までに明らかになるとの見通しを示した。ベルリンで22日撮影(2021年 ロイター/Michele Tantussi)

独CDU・CSU、連立巡り自由民主党と協議へ=関係筋

[ベルリン 30日 ロイター] – メルケル独首相のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党(FDP)は、連立政権を樹立する可能性について、来月3日に協議することで合意した。

CDU・CSUの複数の関係者が30日、明らかにした。

CDUのラシェット党首とCSUのゼーダー党首が、FDPのリントナー党首と会談するという。

関係者によると、CDU・CSUと緑の党の会合も来週初めに予定されている。

CDU・CSUとFDPの協議については、シュピーゲル誌が最初に報じた。

これに先立ち、CDU・CSUで幹部を務めるシュパーン保健相は30日、どの政党が正式な連立交渉に入るかは、10月中旬までに明らかになるとの見通しを示した。

同相は国内ラジオのドイチェランドフンクに対し「10月中旬には方向性が明らかになるだろう」と述べた。

社会民主党(SPD)とCDU・CSUは、議会で多数派を占める政権を樹立するために、いずれもFDP、緑の党との連立が必要になる。

緑の党は29日、FDPと初の予備協議を実施したことを明らかにしたが、いずれの政党と連立を目指すかについて溝は埋まっていない。

緑の党はSPD、FDPとの3党連立政権樹立を、FDPはCDU・CSU、緑の党との連立の可能性を模索している。

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