吉林省女子監獄(明慧ネット)

中国当局、80代女性法輪功学習者を再び拘束

中国当局は、伝統気功グループ、法輪功の高齢の学習者に対して手を緩めることなく迫害している。当局は8月下旬、吉林省広播電視大学(放送大学)延辺分校で准教授を務めた安福子さん(82、女性)を拘束し、刑務所に収容した。

安さんが拘束された理由は6年ほど前の読書会であった。2016年3月3日、安福子さん(当時77歳)は法輪功学習者の朱喜玉さん(当時63歳、女性)らと共に、同じく学習者である呉春延さん(当時58歳、男性)の自宅で、法輪功の主要書籍、『転法輪(てんぽうりん)』を朗読していた。この時、警官らが突然、呉さんの家に押し入り、本やその他の私物を押収し、安さんら7人を逮捕した。

法輪功は、1992年から創始者の李洪志(リ コウシ)氏によって中国で伝授された。法輪功の学習者は、「真・善・忍」を基準に、5式の気功動作を行い、心身の健康と道徳の向上を目指す。当時、中国では学習者が急増し、ピーク時は約7千万人を上回ったと言われる。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。