吉林省女子監獄(明慧ネット)

中国当局、80代女性法輪功学習者を再び拘束

中国当局は、伝統気功グループ、法輪功の高齢の学習者に対して手を緩めることなく迫害している。当局は8月下旬、吉林省広播電視大学(放送大学)延辺分校で准教授を務めた安福子さん(82、女性)を拘束し、刑務所に収容した。

安さんが拘束された理由は6年ほど前の読書会であった。2016年3月3日、安福子さん(当時77歳)は法輪功学習者の朱喜玉さん(当時63歳、女性)らと共に、同じく学習者である呉春延さん(当時58歳、男性)の自宅で、法輪功の主要書籍、『転法輪(てんぽうりん)』を朗読していた。この時、警官らが突然、呉さんの家に押し入り、本やその他の私物を押収し、安さんら7人を逮捕した。

法輪功は、1992年から創始者の李洪志(リ コウシ)氏によって中国で伝授された。法輪功の学習者は、「真・善・忍」を基準に、5式の気功動作を行い、心身の健康と道徳の向上を目指す。当時、中国では学習者が急増し、ピーク時は約7千万人を上回ったと言われる。

99年7月、当時の最高指導者、江沢民は一方的に法輪功を「カルト」と指定し弾圧を始めた。これ以降、中国当局は、法輪功の修煉を放棄しない学習者に対して、強制労働や懲役刑などを通じて迫害し続けている。

安さんは法輪功を習う前、胃の病気で胃の全摘出手術を受けたほか、肺炎、呼吸不全、脳血栓症などを患っていた。法輪功を習ってから、これらの病の症状が消え、安さんは健康を取り戻した。安さんは、法輪功が命を救ってくれたと感謝しており、長年の弾圧でも「真・善・忍」の信念を貫いた。

中国当局の裁判所は16年5月、安さんら3人に対して、「自宅監視3年間」の処分を言い渡した。同年12月、当局はこの処分を「解除する」とした。しかし、17年4月、吉林省延吉市の法院(地裁)は、公判を行わないで、安さんに懲役3年、朱喜玉さんに懲役4年を言い渡した。当局は、高齢の安さんについて刑務所の外での服役とするとした。

今年8月下旬、中国当局はすでに刑期を終えた安さんを拘束し、吉林省女子刑務所に拘禁した。

いっぽう、6年前に安さんと共に拘束された朱喜玉さんは、20年に釈放された。その間、地元の年金管理当局が朱さんの20万元(約360万円)相当の年金を没収した。今年3月、当局は朱さんを再び拘束した。

呉春延さんは16年までに複数回拘束され、2回懲役刑を言い渡された。獄中で拷問を受けたため、呉さんはすべての歯を失った。16年3月以降、「自宅監視」を言い渡された呉さんは、精神的な圧力から体調を崩し寝たきりになり、17年6月に亡くなった。

(翻訳編集・叶子)