写真は2018年3月29日、iQIYIがニューヨークで新規株式公開(IPO)を祝うところ(Spencer Platt/Getty Images)

中国、規制強化対象の業界で大規模な人員削減=報道

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)19日付によると、昨年以降、中国当局の厳しい規制に見舞われたIT、教育、不動産セクターでは現在、大規模な人員削減が行われている。

同紙は情報筋の話を引用し、中国IT大手の百度(バイドゥ)傘下の動画配信サービス、愛奇芸(iQIYI)は現在、各部門で人員削減を進めていると報道した。同社の近年最大規模のリストラだという。来年2月までに、従業員の2割以上が職を失う可能性がある。2020年末時点、同社の従業員数は約7700人。

ショート動画アプリ大手、快手科技(クワイショウ・テクノロジー)も来年1月までに、従業員の約1割をリストラする計画。対象はマーケティング、広告、グローバル部門などの従業員。

▶ 続きを読む
関連記事
中国河南省で転落事故に遭い搬送された14歳の少年が、治療の末に死亡した件をめぐり、家族が「臓器摘出の過程に不審 […]
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった