中国人権弁護士団、2021年の10大人権事件を発表
中国共産党の人権弾圧や思想統制に反対する130人の弁護士からなる「中国人権弁護士団」は20日、昨年の際立った中国人権事件10件を発表した。共産党体制下における権利侵害と抑圧的な環境に改めて関心を寄せるよう呼びかけた。
人権弁護士とその法律事務所に対する弾圧事件、全国的に行われている宗教弾圧政策と迫害、中国共産党の意に反する情報を暴露するウェブサイトに関与した人々への拷問と弾圧、香港の民主主義の損失などを同弁護団は例示した。
中国在住の人権活動家・郭飛雄氏の妻が今月10日、米国の病院でガンのため死去した。同弁護士団の創設者のひとりでもある人権弁護士・唐吉田氏が日本留学中で重病を患う娘に会いに出国を試みたが、許可されなかった。同弁護団は2件を並べて「中国当局は『国家の安全を脅かす』恐れがあるとして出国を許可しない」とコメント。異見者は特に基本的人権が権力者によって踏みにじられていると非難した。
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