1月25日、オーストラリア当局は、海底火山の大規模噴火に見舞われたトンガに支援物資を運ぶため当地に向かっている軍艦の乗組員から新型コロナウイルス感染者が23人確認されたと発表した。写真はトンガへの出航前の豪軍艦「HMASアデレード」。提供写真(2022年 ロイター/ Australian Department of Defence)

トンガに向かう豪軍艦からコロナ陽性者、物資輸送は継続

[25日 ロイター] – オーストラリア当局は25日、海底火山の大規模噴火に見舞われたトンガに支援物資を運ぶため当地に向かっている軍艦の乗組員から新型コロナウイルス感染者が23人確認されたと発表した。

トンガはこれまで感染が拡大しておらず、拡大すれば大きな打撃を受けるとの懸念から人との接触を伴わない方法での支援提供を要請している。

オーストラリアのダットン国防相は、豪軍艦「HMASアデレード」の乗組員約600人のうち23人が検査で陽性反応を示したと述べた。

この軍艦は21日にブリスベンを出発、26日未明にトンガに到着する予定という。

同相はスカイニュースに対し、「脅威をもたらすことがないよう、トンガ当局と協力し、艦船を海上にとどめておく」と述べた。

国防省はその後に発表した声明で、HMASアデレードは任務を継続し、安全な方法で物資を届けるとした。

また「陽性者と濃厚接触者は隔離されている」とし、軍艦には40床を有する医療施設があり、重症患者の対応や検査が可能と説明した。

乗組員は全員ワクチンを接種しており、陽性者23人はいずれも無症状か軽症という。

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