2020年3月17日、イングランド南西部ブリストルにある英国人アーティスト、ルーク・ジェラム氏のスタジオに展示されているガラス彫刻「コロナウイルスCOVID-19」(直径23cm、実際のウイルスの100万倍)(ADRIAN DENNIS/AFP via Getty Images)イメージ写真

パンデミックは終息に向かっているのか?

1月8日からCOVID‑19の新規感染者数が急速に減少し始めた。これに対し、ジョンズ・ホプキンス大学のマーティ・マカリー教授は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙の論説で、この急激な減少は、4月に「集団免疫」が達成され、パンデミックが終息に向かうことを意味すると述べている。コロナ疲れに悩む多くの人と同じように、このまま数字が下がり続け、マカリー教授の予想が当たることを願っている。

マカリー教授は、この急激な減少はワクチン接種やマスク、ソーシャル・ディスタンス確保などの予防策によるものではなく、集団免疫によるもので、感染から回復して免疫を獲得する人が増えるにつれて、パンデミックの終焉は間近であることを意味していると述べた。

新規感染者数の「激減」には、もう一つの説明がある。PCR検査のCt値に関する世界保健機関(WHO)の最新ガイドラインである。それによると、Ct値が40を超えると偽陽性率が大幅に上昇し、30を下回ると偽陽性率が低下する。つまり、Ct値を下げるだけで、新規感染者数を劇的に減少させることができるのだ。これが要因の一つかもしれない。

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