中国ネット上では1月28日、江蘇省豊県の女性住民が首を鎖でつながれ、夫に監禁されている様子の動画が投稿された(スクリーンショット)

「世界に見捨てられた」女性たち 3年間に約5万人売買 江蘇省徐州周辺

鎖でつながれながら暮らす江蘇省徐州市豊県の女性の動画が中国のSNS上に投稿され、波紋を呼んだ。中国で横行する女性の人身売買の問題が浮き彫りになった。

首に鎖 8人も出産 江蘇省の女性に集まる同情 人身売買疑う声

元調査記者の鄧飛さんはSNS微博に2月1日、この村に同じ境遇の女性がもう1人いると、動画をつけて投稿した。この女性も日頃から鎖で繋がれており「虐待ですでに歩行できなくなった。20数年間、着衣もなく毛布に包まって地べたを這いながら生活している」という。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党のマネーロンダリングは、麻薬カルテルを助けるだけではない。世界的な違法経済を拡大し、北京の地政学的野望を後押ししている。
子どもの血まで集める時代に? 上海の小学校で「採血同意書」が配布され、保護者が拒否。「何のためのサンプル?」とネットに恐怖と怒りが広がっている。
中国共産党(中共)軍と軍需産業で汚職が続く中、習近平は海南省三亜で新型空母「福建」の就役式に出席した。中共の海軍は初の「三隻体制」を確立したが、その背後には腐敗の影がある。
貯金を失う人、借金に沈む人、そして沈黙する政権。 中国で広がる詐欺の闇は国境を越え、日本にも及んでいる。 「+86」から届く自動音声――その声は、あなたのスマホにもすでに忍び寄っている。
神ではなく党を信じる国。 僧侶も道教の修行者も「党を学ぶ」中国宗教界の現実に、 人々は「胸が痛む」と声を震わせた。 信仰が沈黙し、政治が説法する時代が来ている。