2月16日、カナダの首都オタワで新型コロナウイルス関連規制に抗議するトラック運転手が中心部の封鎖を続けている問題で、市警察当局は、撤収しない場合は逮捕する可能性があるとデモ隊に直接警告し、長期化するデモの収拾に向けた動きを強めた。写真は道路をふさぐトラックの前に立つ警官たち。オタワで11日撮影(2022年 ロイター/Patrick Doyle)

カナダ警察「撤収しなければ逮捕も」、首都でデモ隊に警告

オタワ 16日 ロイター] – カナダの首都オタワで新型コロナウイルス関連規制に抗議するトラック運転手が中心部の封鎖を続けている問題で、市警察当局は16日、撤収しない場合は逮捕する可能性があるとデモ隊に直接警告し、長期化するデモの収拾に向けた動きを強めた。

市警のスティーブ・ベル暫定署長は「数日中」に「ダウンタウン中心部と全ての占領地域を奪還する」と強調した。

警察は、道路を封鎖すれば逮捕される可能性があり、直ちに立ち去るよう警告する紙を運転手らに配布。また、中心部を封鎖している数百台の車両に交通違反のチケットを切った。

テレビ局CTVのリポーターがツイッターに投稿した動画で、オタワのデモ主催者であるタマラ・リックさんは、ワクチン接種義務とコロナ関連規制、全ての非常事態宣言を撤回するよう要求した。

カナダのトルドー首相は14日、デモ隊の取り締まりで連邦政府の権限を拡大する緊急事態法を発動。関係筋によると、警察が米国との国境付近やオタワでデモ隊を排除できなかったことへのいら立ちから緊急権限を発動したという。

米ミシガン州デトロイトにつながる「アンバサダー橋」があるカナダ東部オンタリオ州ウィンザーの警察は、橋を再び封鎖する可能性があったトラックの小規模な車列を阻止したと明らかにした。

アンバサダー橋を6日間にわたり封鎖していたデモ隊は、13日に警察によって排除された。

関連記事
戦争、死、破壊、大脱走はアフガニスタンにとっては日常茶飯事。カブールで起きた悲劇的な出来事の中で、ある女性記者の物語が際立っていた。バスナヤニマ・バスさんはインドのオンライン出版『Print』の記者としてカブールに派遣され、タリバンが政権を掌握する約一週間前にアフガニスタンの首都を逃亡した。エポックタイムズは独占インタビューで、バスさんはタリバンがカブール空港を占拠した数日後の逃亡を語った。
アメリカの宇宙関連の高官は、中国共産党が太平洋上空で密かに宇宙軍を強化しており、インド太平洋地域の安全保障を脅かしていると警告している
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鹏被告(47)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。赵被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。